デリス建築研究所の視線は、つねに社会に開かれています。横浜国立大学大学院との共同研究プロジェクトでは、建築設計、構造設計、都市計画など各分野の第一人者である大学の研究者・教育者や、将来性豊かな学生たちとデリス建築研究所とがコラボレーションし、夢のある新しい建築を現実にするための研究を行っています。既成概念にとらわれない自由な発想と、研ぎ澄まされた各分野の知識・技術が融合したとき、私たちが求め続けてきた「社会に開かれた、安全で快適な住環境を目指して…」というコンセプトが実現します。
都市・建築分野において、世界的な視野をもつ教員による多彩な研究領域で構成される横浜国立大学大学院。その建築学教室では、建築理論(AT)、都市環境(UE)、構造工学(SE)というソフトウエアからハードウエアまでをカバーする3つの分野が緩やかに連繋し、それらの研究分野の内容が建築設計(AD)という社会とのインタフェース技術によって実体化されるという構成をもっています。
建築理論、都市環境、構造工学の3つの分野の諸条件を解きながら、新しい建築のあり方を提示し、実践的プロジェクトに取り組んでいます。
建築理論分野は、建築という概念を支える思想や理論を時間空間系の中で研究していきます。
都市環境分野は、人間という存在を取り巻く物的環境や社会的環境を対象として研究していきます。
構造技術分野は、都市の安全・安心、機能維持そしてより良い建築空間の実現に必要な研究・提案を行っていきます。
Photo by YUKAI